抛銀【損害保険用語】

抛銀なげがねとは

17世紀初頭、慶長・元和の御朱印貿易船の時代に、御朱印船で南蛮貿易を行った博多、長崎、大阪、京都の商人によって利用されていたヨーロッパの冒険貸借に相当する貿易金融制度

抛銀は、御朱印船がカンボジア、シャムなどから生糸・絹織物等を積載して約半年かかった航海が無事に遂行された時は、借金に30%~110%の高い利息を付けて返済するのですが、「もし御朱印船が途中で海難に遭って帰港しない時は、返済の義務は無くなる」というものでした。

しかし、抛銀の慣習は鎖国政策とともに消滅し、近代的保険制度へと発展する事はありませんでした。