自己契約【損害保険用語】

自己契約じこけいやくとは

損害保険代理店および保険仲立人が、自己または自己を雇用している者を保険契約者被保険者とする保険契約のこと

保険業法の295条1項には、「損害保険代理店及び保険仲立人はその主たる目的として、自己又は自己を雇用している者を保険契約者又は被保険者とする保険契約(自己契約)の募集を行ってはならない。」と明記されていて、自己契約の保険募集の禁止が定めています。

これは、実質的な保険料の割引や割り戻し等を防止し、同時に代理店の自立育成を図る観点から設けられている規制です。

自己契約の保険募集それ自体を禁止しているわけではなく、保険募集の主たる目的とする事を「数量」によって規制しているのです。

自己契約の判定については、保険業法295条の2項にあるように、「自己契約に係る保険料の合計額が、全体の保険契約に係る保険料の50%を超える事になった場合に、自己契約の募集を主たる目的とする」ものとみなされます。

自己契約とは、個人代理店の場合は「代理店本人および代理店本人を雇用している個人または法人とする契約」で、法人代理店の場合は「保険契約者または被保険者が法人代理店自身の契約の場合」になります。

要するに、個人代理店の場合、代理店が雇用している従業員を保険契約者または被保険者とする保険契約は自己契約に該当しない事を意味します。