比例てん補【損害保険用語】

比例ひれいてんとは

損害保険契約において、一部保険の場合に保険者保険金額保険価額に対する割合をもって、損害を保険金として支払う事

保険法19条(一部保険)には以下の様な規定があります。

保険金額が保険価額(約定保険価額があるときは、当該約定保険価額)に満たないときは、保険者が行うべき保険給付の額は、当該保険金額の当該保険価額に対する割合をてん補損害額に乗じて得た額とする」と規定されています。

この様に保険価額に対する保険金額の割合に比例して支払保険金の額が決定される方式を比例てん補方式といい、これを算式で示すと以下のとおりになります。

損害てん補額=損害額×(保険金額÷保険価額)

なお、実務上個人向けの住宅火災保険等では、比例てん補方式を約款で変更して、上記算式の補完価額に80%(または70%)を乗じて、20%(または30%)までの乖離であれば、全部保険の場合と同じように損害額の全額が支払われる様になっています。

また、一部保険の場合に比例てん補を適用しないで実損害額を支払う方式(実損てん補方式)を採用しているケースもあります。