原子力損害賠償責任保険【損害保険用語】

原子力損害賠償責任保険げんしりょくそんがいばいしょうせきにんほけんとは

原子力損害の賠償に関する法律」(原賠法)により、原子力事業者に義務付けられた損害賠償措置であり、原子炉施設等に発生した事故によって、他人の身体・生命を害し、または他人の財物に損害を与えた事によって法律上の損害賠償責任を負担した場合の損害を補償する保険

原子力事業者は、原賠法によって無過失責任や無制限の賠償責任が課せられ、原子力損害賠償責任保険の加入が義務付けられています。

この保険には、以下の3種類があります。

  1. 原子力施設において発生した事故による損害賠償責任を補償する「原子力施設賠償責任保険
  2. 核燃料物質等の輸送中に生じた原子力災害による損害賠償責任を補償する「原子力輸送賠償責任保険
  3. 原子力船の運航に伴って生じた原子力災害による損害賠償責任を補償する「原子力船運行者賠償責任保険

ちなみにこの保険では、地震、噴火、津波等の自然災害による賠償責任は免責されています。

ただし、免責事由に該当する損害等に対しては、「原子力損害賠償補償契約に関する法律」の3条に基づいて、政府と原子力事業者が締結している原子力損害賠償補償契約によって対応しています。

原子力財産保険の場合は強制ではなく任意加入になります。