ソルベンシー・マージン【生保・損保の共通用語】

ソルベンシー・マージンとは

支払余力という意味で、保険会社の経営の健全性を判断するための指標

大災害や株式の大暴落等、普通では予測できない事態が発生した場合に保険会社にどれだけ保険金支払能力が有るかを示す数値がこのソルベンシー・マージンです。

銀行や証券会社の自己資本比率に相当する指標といえます。

ソルベンシー・マージンと様々なリスクを数値化したものとの比率をソルベンシー・マージン比率といい、これは保険業法で定められた保険会社の健全性を判断する非常に重要な指標となっています。

ソルベンシー・マージン比率は、200%以上であることが健全性を判断する一つの基準になっていて、数値が高いほどリスクへの対応力が高く、会社の体力が大きいと判断されます。

ソルベンシー・マージン比率が200%を下回った保険会社に対しては、監督当局(金融庁長官)によって、その比率に応じて早期に経営の健全性を回復するような是正措置(早期是正措置ともいう)がとられます。

具体的には、第1区分(100%以上200%未満)、第2区分(0%以上100%未満)には、区分に応じた是正命令、第3区分(0%未満)には業務停止命令が適用されます。

なお、金融商品取引法の改正によって、2012年3月31日から保険持株会社および保険会社を頂点とする子会社等を含む全ての保険グループ(銀行・証券会社等の金融子会社を除く)を対象とする「連結ソルベンシー・マージン比率」が導入されるようになりました。

この新しい基準においては、ソルベンシー・マージン計測の厳格化が行われ、それによって従来の基準に比べてソルベンシー・マージン比率が低下する場合もありますが、従来の制度と同じようにその数値が200%以上であれば、「保険金等の支払能力の充実の状況が十分に適切である」と評価されます。