責任準備金【生保・損保の共通用語】

責任準備金せきにんじゅんびきんとは

保険会社が将来の保険金の支払いに備えて準備金として積み立てておく資金の事

責任準備金は保険会社が将来の保険金や満期金、解約返戻金等の支払に備えて、運用収益なども含めた保険料の一部を積み立てたものです。

保険会社は、毎決算期において、保険契約に基づく将来における債務の履行に備えるための積立金として、責任準備金を積み立てる責任を負わなければならない事が、保険業法の166条に明記されています。

通常、保険料として支払われた金額は、一部は付加保険料として保険の管理費や保険会社への手数料等として差し引かれますが、残りの部分は責任準備金として積み立てられ、債券・株式・貸付等の様々な形で運用されます。

生命保険会社の責任準備金の項目

  • 保険料積立金
  • 未経過保険料(保険契約に定めた保険期間のうち、決算期において経過していない期間に対応する責任に相当する額として計算した金額)
  • 払戻積立金(保険料または保険料として収受する金銭を運用することによって得られる収益の全部または一部の金額の払い戻しを約した保険契約における払戻にあてる金額)
  • 危険準備金(保険契約に基づく将来の債務を確実に履行するために、将来発生が見込まれる危険に備えて計算した金額)
  • 標準責任準備金

損害保険会社の責任準備金の項目

  • 普通責任準備金(保険料積立金、未経過保険料の合計額)
  • 異常危険準備金(異常災害による損害の補填に充てるため、収入保険料を基礎として計上した金額)
  • 払戻積立金
  • 契約者配当準備金
  • 再保険契約の責任準備金

まとめ

責任準備金の積立方式には、平準純保険料式営業保険料から付加保険料を控除した純保険料を基準として積み立てる方式)と、チルメル式(初年度の費用が大きいことから、これに初年度の付加保険料と純保険料の一部を充当し、残額を積立の対象として、不足分を後年度の付加保険料で償却する方式)の大きく分けて2種類があります。