火災保険におけるフランチャイズの意味を解説します

火災保険の契約の際に時【フランチャイズ】という言葉を聞いたことあるかもしれません。今回は、【フランチャイズ】の意味を解説させて頂きます。

フランチャイズ制度とは

フランチャイズとは、設定された金額以上の損害でなければ、損害保険金を支払わない契約制度のことです。

損害保険算出機構の「火災保険標準約款」2条(2)には、以下の様に規定されています。

当会社は、次のいずれかに該当する事故によって保険の対象が損害を受け、その損害の額が20万円以上となった場合には、その損害に対してこの約款に従い、損害保険を支払います。・・(以下略)

損害額が20万円以上でないと損害保険金を支払わないという制度をフランチャイズと言います。

この趣旨は、「一定規模以上の損害だけを補償の対象とすることにより、損害査定上、件数の圧縮と、ある程度不可避的に生じる小損害の排除を意図したものである」と財団法人損害保険事業総合研究所の「火災保険論」の53ページに説明が記載されています。

つまり、20万円未満の小さな損害に対しては、補償の対象外にしないと、とてつもない保険金支払件数で手続きなども膨大になってしまうため、ある一定の金額で線引きをしているのです。

車両保険等の免責金額との違い

例えば車両保険の免責金額は、被保険者の自己負担額の事(免責金額=自己負担額)なので、例えば保険金額200万円、修理費(損害額)15万円、免責金額10万円であれば、被保険者は10万円を自己負担し、差額の5万円の保険金が支払われます。

これに対しフランチャイズ制度は、支払条件なので、保険金額200万円、修理費(損害額)15万円、フランチャイズ20万円であれば、損害額が20万円未満なので、保険金はゼロになります。

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