大雪の被害は、火災保険の対象になるの?

大雪が降って、自宅の屋根から雪が滑り落ち、自宅の駐車場に停めてあった自動車やバイクが潰れてしまった場合、火災保険の補償対象になるのでしょうか?

今回はそんな疑問にお答えします。

自家用車は、火災保険の目的物として補償されません

損害保険料率算出機構の【火災保険標準約款2条(2)注4】には、以下の様に定義されています。

豪雪の場合におけるその雪の重み、落下等による事故または雪崩をいい、融雪水の漏入(ろうにゅう)もしくは凍結、融雪洪水または除雪作業による事故を除きます。

上記の様に定義されています。

「豪雪」や「雪崩」の意味は、「異常気象に該当するものに対象を限定している」という趣旨になっています。

また、「融雪水の漏入もしくは凍結、融雪洪水又は除雪作業による事故」については、水災で担保されると考えるのが一般的な考え方になっています。

※建物外部からの物体の衝突によっても担保される可能性があります

結論

大雪によって、自宅屋根に雪が積もり、その雪が滑り落ちて自家用車が潰れたり凹んだりした場合、一見すると「雪災による損害」と誤解しがちになります。

しかし、基本的な考え方では、保険事故は保険の目的物に生じなければ成立しないので、この場合は自家用車は最初から火災保険の対象にはなっていないので、補償対象外となってしまうわけです。

※ただし、この自家用車に対して「自動車総合保険」が付保されている場合は、火災保険ではなく、車両保険の範囲内で補償されることになります。

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